周りの子どもは楽しそうに乗っているのに...。」
そんな悩みを持った方への記事です。
ストライダーはバランス感覚が身につくし、運動の楽しさを感じられる、さらには、自転車にもすんなり乗れるようになるとのことで購入する方が多くなっています。
ところが、「いざ」と思ってストライダーを購入したけど、全然乗ってくれない…。
そんな問題に直面している方も多いのではないでしょうか?
ストライダーは安い買い物でもないし、なんとか乗ってもらいたいですよね。
そんな私も、ストライダー購入後息子がストライダーに乗ってくれない日々が2カ月ほど続きました。
「なんで乗ってくれないんだよ!」「どうしたらいいんだろう?」と悩む日が続きましたが、いろいろ試した末に乗ってくれるようになりました。
その方法を紹介します。
私の体験を通して分かった大事なことは
- 興味を持つ働きかけをすること
- 時間がかかることを理解し、じっくり待つこと
少しでも参考になれば幸いです。
我が子のストライダーに乗らない原因を分析|2つの原因と対処方法を合わせて紹介
「ストライダーに乗らない」状態って、「そもそも乗ろうとしない」状態と「乗ってはくれるんだけど、すぐに降りちゃう」状態の2つがあると思うんです。
それぞれについて、我が子がストライダーに乗ってくれない理由を分析してみると、
- ①そもそも乗ろうとしない ⇒ 興味がない
- ②乗ってはくれるんだけど、すぐに降りちゃう ⇒ 集中力がない
という2つの理由が見えてきました。
それでは、2つの原因と対処法について順番にみていきましょう。
【原因①】興味がないから、ストライダーに乗らない
まず、「興味がない」ことについて。
子どもは基本的に自分の興味に従って動いていて、「あれなんだろう?」とか、「あれやってみたい」って気持ちから行動します。
そんな子どもがストライダーに乗ってくれないということは、
という等式が成り立っていることが想像できます。
例えば、公園に行って
- ストライダーをしたい < 階段を上りたい
- ストライダーをしたい < どんぐりを拾いたい
- ストライダーをしたい < 滑り台で遊びたい
っていう状態ですね。
他にもっとやりたいことがあるから、ストライダーには乗ってくれないんですね。
【対策①】ストライダーに興味を持たせる4つの対処法
ということで、どうしたら自分の子どもがストライダーに興味を持ってくれるのか?ということから考えた対処法を紹介します。
親が後ろから押してあげる
ストライダーの楽しみ方が分からないから興味がわかないんです。
ということで、ストライダーに乗って実際に楽しいと感じさせてあげるのが効果的です。
「乗らないから困っているんだろ」という声が聞こえてきそうですね。
自発的に乗らないなら、親が子どもをストライダーに乗せて楽しませればいいんです。親が子どもを楽しませることで
という気持ちを育てていくわけですね。
方法は、子どもを担いでストライダーに乗せて(ここは多少無理やりでもいいと思います)、ステップに足をのせます。その状態で私たち親が後ろからハンドルを握って走るんです。そうすると、楽しそうに喜んでくれます。
ただ単に押して走るだけではなく、楽しさを最大化するために「早いねー」とか「楽しいねー」とか盛り上げるのも大事かなと思います。
これは親が子どもを楽しませている状態ですけど、この楽しいと思う気持ちが「ストライダー=楽しい」という気持ちとして少しずつ大きくなっていくんですね。
ただし、嫌がっているのに無理に走ったり、速く走りすぎて怖がったりしてしまうと、逆に嫌になってしまう可能性もあるので、子どもの様子を見ながらすることに気をつけてください。
ストライダーに乗っている子がいるところに連れていく
ストライダーに楽しそうに、上手に乗っている子どもを見ることで「ボクもやってみたい!」というように、興味を高めることができます。
子どもって、自分と同じくらい年齢の子どもから大きな刺激を受けますよね。
なので、私はいろいろな公園に出掛けて、ストライダーに乗っている子がいる公園を探しました。
始めのうちは私の息子も「なんか乗ってるー」って感じでしたが、3回目くらいになると、息子が「ストライダー乗る!」って私に言ってきました。私は「よし!乗ろう!」ということで喜んだのを覚えています。
公園内ではストライダーを常に持ち運ぶ
公園内では常にストライダーを持ち運んでいました。
これは、子どもが「乗りたい」と思ったときに、すぐ乗れる状態にするためです。
子どもって集中力がないので、何かしてても頻繁に興味の対象が移るんです。
例えば、滑り台で遊ぼうといって遊び始めたかと思えば、「あっちいこー」とかいってすぐ次のことをするなど皆さん経験があると思います。
この興味が移る瞬間に目の前にストライダーがあったらどうでしょう?興味の対象がストライダーへと移りやすくなると思いませんか?チャンスが増えますよね。
もしくは、前述したようにストライダーをしている子を見て、「やりたい」と思った瞬間に目の前にストライダーがなかったら、折角乗りたいと思ったのに子供がストライダーに乗ることはありません。
つまり、「乗りたい」と思ったときにすぐに乗れる状態にしておくことが大事。
ちなみに、ストライダーの持ち運びが大変、と言う人はこちらの記事をご覧ください。
ストライダーの持ち運びのストレスを解消!ベルトやバッグを紹介
家の中で4輪車などの乗り物で遊ぶ
家の中で4輪車などストライダー以外の乗り物に乗ることで、乗り物に対する興味を育てます。
「乗り物」に対する興味を育てることで、間接的にストライダーへの興味を育てることができます。同じ乗り物ですからね。
【原因②】集中力がないから、ストライダーからすぐに降りてしまう
つづいて、「集中力がない」ことについて。
次に直面する問題として、
「ストライダーには乗ってくれるようにはなったけど、10mくらい進んだらすぐ降りてしまう」というのがあると思います。
実はこれは子どもには集中力があまりないことが原因で、
こんな程度の集中力しかないそうです。
乗り始めは子どもも「ちょっと乗ってみようかなー」くらいの薄い興味しかなくて、集中力もないので、すぐに降りてしまうんですね。
なので、興味を育てつつ、集中力を育てていければ、
こんな状態になっていくはずです。
【対策②】ストライダーに集中力を育てる3つの対処法
ということで、実践した3つの対処法を紹介します。
散歩がてら乗る
ストライダーに乗ることがメインの目的になると、
と感じて、すぐ降りてしまいます。
そこで、「あそこまで行こう」と提案します。
そうすることで、「あそこへ行く」ことが目的になって、うまく乗れているかどうかに意識が向きづらくなることで、自然と乗る時間が増えて少しずつうまくなっていくわけですね。
できたら、行先に子どもが普段から興味を持っているものがあれば良いですね。
褒めて待つ
褒められるとうれしくなって、通常より高い集中力を発揮します。
徐々に乗る回数も増えていくでしょう。
何をするにも、やっぱり誰かから褒めてもらうのは高いモチベーションにつながりますよね。
なので、どんどん褒めて子どものモチベーションを上げてあげましょう。
集中力が育つまで何回も乗る
集中力が育つまでには時間がかかります。
集中力は徐々に高まるものだと認識をして、長い目で集中力が育つのを待ちましょう。
なかなか乗ってくれないときにしてはいけないこと
ストライダーに乗らない状況が続くと、焦りから子どもに厳しくなりがちです。
そんな時に気をつけたいことをまとめました。
乗らないのを悪いことだと思わない
例えストライダーに全く乗らなくても、子どもを責めるようなことをしないようにしましょう。
ストライダーに乗れるかどうかがすべてではありません。
私の妻の甥っ子の話になりますが、その子は運動が大の苦手で、ストライダーを買ったもののほとんど乗らなかったそうです。
その代わりに本が大好きで、5歳にして「仕事が早い人がしていること」という本の見出しを読むことができました。なんと漢字まで読めるんですよ。すごいですよね。これは甥っ子の両親が子どもの好きなことをきちんと理解し育てた結果だと思います。
なので、無理ない範囲で促しつつも、あとは好きなことを伸ばしていく方が子どもの成長に良い気がします。
無理強いしない
無理強いはしないようにしないように気をつけました。
無理強いしてしまうとその時は親の思い通りになるかもしれませんが、無理にした結果ストライダーが嫌になるなど、意長期的な視点で見るとメリットがないんですよね。
私はお風呂で息子に水に慣れてほしくて、頭からお湯をかけたときに、息子が泣いて嫌がっていました。
そのうちなれるだろうと続けていたのですが、一向に慣れず水が嫌いになってしまいました。
この反省もあって、無理強いはしないように心がけています。
子どもに育ってほしいと願うなら、楽しくが基本ですね。
周りと比較しない
まわりと比較しないようにしましょう。
まわりとの比較は親の焦りを生むだけだからです。
まわりの子どもが上手に乗っていると、焦って子どもに強く当たってしまうこともあるでしょう。しかし、子どもにはそれぞれ成長のスピードがあるし、たまたま乗れている子どもが目に付くだけなんですよね。
これはみんなが陥りがちな思考なので注意したいところ。
皆できない時期を通って乗れるようになっているので、乗れない時期も楽しむくらいの気持ちを持てるといいですね。
まとめ
子どもがストライダーに乗らない原因と対処法について紹介しました。
興味がない、集中力がないことが原因ですので、それらを育てる工夫をしていくことが大事になりますね。
ただし、興味と集中力が育つには時間がかかることを知り、気長に取り組みましょう。
乗れるようになる過程を楽しみながら過ごせるといいですね。
ではまた。