自分の子供の頭の形がゆがんでいてヘルメットを検討している方へ。
赤ちゃんの頭の形をよくするためにヘルメット矯正が有効と聞いた。だけど、本当に効くのか心配で実際にやった人の感想が知りたい。費用や装着期間、装着時の注意点などについて知りたい。と考えていませんか?
本日の記事内容
- 頭の形を治すヘルメット矯正とは?危険はない?
- ヘルメットにかかる費用と装着期間
- ヘルメット着用の注意点
- 実際に装着してみた感想
私たち夫婦も息子の頭の形が歪んでいることで悩んでいました。そんな中このヘルメット矯正について知り、悩んだ末に矯正を決意。矯正をした結果、頭の形が良くなりました。
本日はそんな経験も踏まえつつ、ヘルメット矯正について解説していきます。やってみた感想も載せておりますので、どうぞご覧ください。
頭の形を治すヘルメット矯正とは?危険はない?
ヘルメット矯正は歪んでいる部分の成長を促す方法
ヘルメット矯正は頭の出っ張っている部分をこれ以上成長しないように抑え、引っ込んでいる部分にスペースを空けて成長を促す方法です。圧迫して頭の形状を矯正するような方法ではありません。そのため安全な治療法として知られています。
矯正方法のイメージ図
頭のゆがみの種類と治療可能な範囲
頭のゆがみは3種類。いずれも治療可能です。
自分の子供は治療可能か気になるところです。ヘルメット矯正はいずれのゆがみのパターンでも治療可能です。
頭部のゆがみ3パターン
頭のゆがみを放っておくとどうなるか?
まず、見た目が心配です。将来子供が成長したときにコンプレックスと感じることがあるでしょう。
また、頭のゆがみが大きくなると、健康に影響の恐れもあります。
- 輪郭、目や鼻の位置など顔のバランスが崩れる
- 歯並びが悪くなる
- 運動能力や学習速度が低下する
ヘルメットにかかる費用
ヘルメットの費用は40~60万円
費用は40~60万円かかります。日本では保険適用外のため大きな金額となっています。
装着期間は5~6カ月
生後6カ月までに始めて、5~6カ月間の治療が推奨されています。
頭の成長を利用した方法のため、頭が柔らかく、大きさが変化する1歳までの間にに実施することで効果が得られます。逆に、治療開始が6カ月を過ぎるとその分治療の有効な期間が減るので、効果も減ることになります。
ヘルメットの注文には納期がかかることに注意
ヘルメットは赤ちゃんの頭部の形状に合わせて作られるオーダーメイドです。そのため、ヘルメットの納品までに時間がかかります。治療を決めてからすぐに始められるわけではありませんのでご注意ください。
また、ヘルメットには日本製と海外製があります。海外の場合はお取り寄せに1か月ほどかかることもあります。生後6カ月までに治療開始できるように、検討を進めましょう。
1日の装着時間:理想は23時間
ヘルメットの効果を最大限に得るためには、1日に23時間の装着が理想されています。長くつけることで効果を最大化できるからです。
しかし、最初は赤ちゃんが嫌がったり、汗を大量にかきます。そういうときは外しても大丈夫です。治療開始直後は、1日に数時間から始めて、徐々に増やしていきましょう。
私の息子は主に夏の期間に装着していました。そのため汗をすごくかいていたので、最後まで23時間つけられた日はほとんどなかったです。
ヘルメットの注意点
肌のかぶれ、炎症に注意
ヘルメットを装着していると汗をかいて蒸れるため、肌に炎症のリスクがあります。
こまめにヘルメットを外して汗を拭いてあげましょう。また、ヘルメット自体も除菌などを用いて清潔にしてあげましょう。
実際にヘルメット矯正をした感想
私たちの息子もヘルメット矯正を行いました。その際に感じたことを書いていきます。
結果:頭の形が良くなった
頭の形が良くなって大満足です。
治療した期間
生後5~11か月で治療を実施しました。推奨される期間内に開始できたから、きれいに治すことができたのだと思います。
症状と治療の結果
私たちの息子は、斜頭の症状でした。斜頭の場合、頭の短辺と長辺の差でゆがみ具合を数値化されました。
治療の結果は下記の通りで、大きく改善されています。
- 治療前:18mm
- 治療後:8mm
お医者様によると、斜頭の場合、治療を強くお勧めするのは、頭の長短辺の差が15mm以上の時だそうです。それ以下だと成長の過程で気にならない程度まで下がる可能性もあるとのことです。しかし、あくまで可能性ですので下がらない可能性もあります。
(見た目の画像を入れる)
やらなくても直ったのでは?という意見について
赤ちゃんの頭は柔らかいから、今ゆがんでいても成長の過程で自然な形になってくる。そうよく言われます。
確かにそのような子供も多いのかもしれません。
しかし、私たちの息子もそうとは限らない、と私たち夫婦は考えました。もし矯正をしなかった場合に、万が一頭の形が治らなかった場合後悔するなと思ったので治療を決めました。
その他のメリット
頭の保護になる
8カ月になるとハイハイなどでいろいろなところへ移動するようになりました。頭をぶつけてもいたくないので、非常に助かりました。
装着姿がかわいい
ヘルメットを装着した姿は非常にかわいいです。いろいろなデザインのヘルメットがあるので、好きなものを選んびましょう。
やってみて大変だったこと
汗がすごい
ヘルメットをしていると、服までびちゃびちゃになるほど汗をかきました。本人はしんどそうにしていないけど、心配になるくらい汗をかきます。ですので、こまめにヘルメットをとって頭を拭いていました。
子供の頭を拭く際は、汗拭きシートがオススメです。汗拭きシートで頭を拭いた後に、タオルで頭を乾かします。
汗拭きシートはヘルメットの除菌にも使用していました。汗臭いにおいも結構取れます。病院からはヘルメットを洗うように言われますが、洗うと面倒なので毎回汗拭きシートで拭くことで清潔さを保っていました。
遊んでいるときに痛くないか不安
まだハイハイができない時期などからヘルメットを始めました。ヘルメットの後ろの部分が首あたりにあたって赤くなっていたので、痛くないか心配でした。この点に関しては、病院での定期診断時に相談して塗り薬を処方してもらっていました。
寝かすときに親の腕が痛い
寝かしつけをする際に、当然ヘルメットをしたまま寝かしつけます。しかし、ヘルメットが私たちの腕に当たって痛かったです。
解決策としては、タオルや枕をヘルメットと腕の間に敷くと痛くなくなりました。是非参考にしてみてください。
気になったらまずはかかりつけの医者に相談を
頭の形が気になったら、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
小児科の先生などのお医者さんは、こういう相談をたくさん受けています。頭の形に関する私見と、必要であれば病院を紹介してくれます。
私たちもかかりつけの小児科の先生に相談したところ、少し変形が大きく見えるというご意見をいただき、病院を紹介していただきました。その際にこのヘルメット治療について知ることができました。
病院での保険診療
病院に相談に行く場合は保険診療になります。簡易的な器具を使って頭部の変形具合を見てくれます。その上で変形具合について相談に乗ってくれます。
少しでもヘルメット矯正を検討したいと考えている方は、この相談を受けることをお勧めします。最終的にすると決めるのにも、しないと決めるのにも、最終決定を後悔しないためには必要かと思います。
以上、ヘルメット矯正について紹介しました。
非常に高額な治療で悩まれている方も多いと思います。是非この記事が参考になれば幸いです。